トリップ

 

冊子を作りたい。

 

コンセプト(建前)は『アイデンティティの確立と東京』で、『東京に媚び売りたい』が本音です。田舎で生まれたわたしたちだけで作りたい。

 

わたしにもっと力があったら、一緒に仕事をしたい人が、何人かいる。文章と写真とモデルはわたしの中で「この人だ!」ってそれぞれイメージがある。

 

東京って、超すごいんだよ。田舎に生まれてよかった。海外なんて行ったことないけど、たぶん東京が一番かっこいいんだろうな。ちゃんと人間の匂いがするし。とにかくかっこいい。超大好き。

 

・かつて田舎に暮らし、田舎を捨てた者

・田舎を捨てたことがない者

・かつて田舎に暮らし、田舎を捨て、再び田舎に暮らす者

 

…の三種類の人間しかこの世には存在しないわけだけれど、二番目の人間はもったいないと思う。一度離れてみたら、もっと田舎を好きになるかもしれないし、もしかしたら田舎を捨てるかもしれない。とかいろいろ考える。

 

追記。田舎というのは生まれた場所のことを言ってるつもりです。東京に生まれた人は東京が田舎になっちゃいますね。東京に生まれた人のこと忘れてた すみません。

 

わたしは高校三年生のとき、寺山修司の『家出のすすめ』という本を読んだ。タイトル通り家出しろっつーことなんだけど、それも後押しして高校卒業後に家を出た。(東京ではなく横浜に行きました。理由はかわいいので言えない)訳あって実家に戻ってくることになったけど、いつも東京のことを考えてるよ。いつも東京に憧れている。田舎者らしく、素直に東京が大好きなんです。

 

ふるさとの 訛りなくせし友といて モカ珈琲はかくまで苦し

 

という寺山の短歌がある。わたしはこの歌が大好きです。

都会で久しぶりに会った同郷の友達が標準語で話してきたら、マジで冷める。「お前、染まっちまったか〜!(笑)ダセ〜!」みたいな。

かといって、田舎に生まれたことをやけに強調してくるやつも嫌だけど。

この辺は難しいんですが、『どこにいってもそいつ』という人と飲むモカ珈琲が美味いってことですね。という勝手な解釈のもとで好きな短歌。

あ、この短歌をイメージして、美味しい珈琲と美味しい人間の写真を撮りたい。あったかいっすな。

 

あと、わたしは渋谷が大好きです。東京=渋谷くらいの勢いで渋谷が好きです。あの交差点めっちゃカッケー。誰かとすれ違ってるあの中にいるとき、世間とのズレを感じない。渋谷の一部として正しく機能してるという気持ちで歩く。

 

東京は器がデカいようだけど、ただの箱だ。来るもの拒まず去る者追わずってだけの、箱です。でも、凡人らに何かが叶うような錯覚を見せる。もうあんなのただの幻覚で、徐々に目が覚めていくんだろうけど、どうせなら覚めるまで幻見てたっていいっしょ。

 

みんなが目を覚ます前にー!