日々は日々響きひび割れ微々たる美

 1日だけ東京へ行って、青森へ戻ってきたら、祭が終わっていた。当たり前なのだけど、寂しい。

 

 20歳になって、友達と行った宵宮が今まででいちばん楽しかった。小さい子どもに混じって、お絵描きせんべいで本気を出した。昔は100円だったいちご飴を200円で買った。焼きとうもろこしって美味しいのか?透明なビニール袋に入れてくれればよいので、わたあめはもう少し安くしてほしい。おでんにはやっぱりしょうがみそ。次は氷結のメロン味を飲んでみたいね。青森から見える竹下通りを眺めていた。7月7日だったけれど、短冊に願い事は書かなかった。たぶんこの先、なんでも叶うと思う。祭は最高だから永遠に続けばいい。

 

 

 東京では、綺麗な水色のワンピースを着た女の子に会った。何かを語るとき、潤む目がとても印象的。

「一緒になにかやろう」

と言われたとき、わたしは嬉しすぎて彼女の右腕を触ってしまった。ただの挙動不審だ。

 テキーラトニックとジュースのようなモスコミュールで乾杯し、同じ音楽を聴いて揺れた夜。渋谷のスクランブル交差点を、誰よりも早く駆け抜けた夜。その中心で笑ったときの顔を笑顔とは簡単に形容できない。銀座線で握手を交わした夜。そんなわたしたちの神々しい夜のBGMは、SCLLとtofubeatsだった。

 

 

魚たち、赤から青に変わる さあ安全な海のなかで笑え。