わたしが髪を切る理由

 きのう髪を切ってもらった。

 伸ばそうと思って、去年の秋頃から切らないでいたのだけれど、いよいよ限界がきた。肩くらいまで伸びて、後ろで余裕で髪を結べるくらいになっていた。これは、わたしにとってなかなか珍しいことだった。

 高校生の頃は、毎日鬱屈していたので、アルバイトで稼いだお金で散財することと髪の毛を切ることで気を晴らしていた。髪の長さと憂鬱さは比例すると思っていた。

 髪の長い女の人は、意志が強くてかっこいい。

 髪の短い女の人は、潔くてかっこいい。

 ある友人は、わたしに「肩くらいまで伸びている今くらいのほうがいい」と言ったけど、わたしはそう思わない。

 まず、髪を伸ばしていると「あいつ男ウケを狙っているのではないか」と思われていそうでつらい。根元から黒い髪(本物)が生えてきて、ブリーチして色の抜けた髪(偽物)がどんどん追いやられていく様子を見るのもつらい。いろいろつらい。

 ただ、短いほうが似合ってると思う。

 久しぶりに、そんな理由で髪を切った。

 

 

 

 

 

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