白いカーネーション

生と死。

乾いた花が部屋の中でどこからやってきたのかはっきりしない風に揺られている。

まるで写真に加工を施すように、いとも簡単に花の命を左右することができる人間は、どれほど偉いというのだろう。

花は濡れているのがもっとも美しいと、わたしは彩度の落ちたそれを見て思う。

宙吊りの花に見た罪悪感。

ガラスの瓶に生けられた花の美しさが、その罪をより一層掻き立てる。

両者はかつて、同じ花束の中にいた。

今は、生と死が共存している部屋の中にいる。

わたしは実験を行ったのだ。