他人が汚したスニーカーを古着屋で買うのはチート

 今日も生きた。THE NOVEMBERSの歌にも、似たようなのがあったな。

 自分の中にある理想と現実の差には常々うんざりする。わたしはあの子にはなれない。CMに出てるあの女優みたいにもなれない。こんなわたしに「芯があるよね」なんて言った友人の言葉を思い出す。わたしは、嘘をつくのがうまいのだな。ごまかしながら生きることができているようで、安心している、ふりをしている。

 映画の感想をノートに書いていた。暗い映画はあまり好きではない。わたしは、同情も慰めも求めていないから。自分だけでは作り出せない気持ちを、希望という言葉はなんだか安いものに思えてしまうけど、それを、それを求めて映画を観ていることに気がついた。音楽も本もきっと同じだろう。

 わたしはわたしを削ってまで中途半端な誰かに成り下がってたまるか。それが、真似でしかないということだと、今日を生きていて思った。そのような真似をしている暇があるならば、わたしはわたしを完成させなければいけない。そのために、今日も生きた。