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海底にも光は差す、たとえば今いる場所のような

日記

 どんな大きな海にだって果てはあるのだけれど、そんなことどうだっていい、同じ海にわたしの探している人がいるのか、ということが問題なのだ。

 

 あなたはまだこの海のどこかでひっそりと泳いでいますか。それとも、どこかの地に流れ着いて、のんびり暮らしているのでしょうか。

 わたしはここから抜け出せそうにもありません。あなたには会いたいけれど、この海はとてつもなく大きくて、広い。もしも、あなたもわたしと同じ海にいたのだとしても、きっとずっともっと深いところにいるのだろうな。そこは、明るいですか。光が当たるのなら、いいなと思います。

 

 …あなたとは、誰?

 

 わたしの部屋の隅からでも世界は見える。指先だけでいろんな人に会える。わたしの手のひらの上で世界は常に流れる。わたしの手のひらの上で世界は常に更新されていく。

 だけど、そこに存在しない世界がある。わたしの部屋の隅から見えない世界がある。世界世界世界世界世界世界世界世界世界世界世界世界世界。

 わたしの手のひらには収まらない、4.1インチ以上の世界に生きているあの人へ、どうか、お元気で。

 すこしでも近づきたいと、最近はそう思えるようになったよ。

 

 

もう会えぬ勝手に決めた運命でここにはいない人へ書く癖