菓子パンと社会

いろんな人がいて、よかったなあと、唐突に思う。みんなわたしのような人間だったら、菓子パンがこの世界から消える。 菓子パンは、安くて美味いだけで、栄養がない。あったら嬉しいけど、なくてもよいものだ。 いたら嬉しいけど、いなくてもよい人ばっかり…

生活と美容

老けたくねえ〜。老けるのやだ〜。わたしの伯母さん、ぜんぜん老けてないもん。にゃんごすたーとふなっしーの追っかけしてるんだけど、ぜんぜん老けてない。 伯母さんは独身だし、男の話はまったく耳にしない。本当に異性に興味がない人なんているのね。結婚…

c

大して飲めないくせに、酒を飲んだ。アルコール3%の梅酒カクテルとかいう350ml缶のやつ1本だし、別に酔ってはないけど、明日のバイトはたぶん集中できないだろうな。 水の音がしーしー鳴って、独り言を言う弟の声に似ていて腹が立つ。姉から愚痴だらけのLINE…

親愛なる友人へ

仲良くなったきっかけはなんだっただろう。たしか、わたしたちには共通の友人がいて、数回は向かい合ってお昼ごはんを食べたような気もするけれど、特にこれといった話もせず、友達の友達という関係、机と机の隙間が見事にそれを表していたように思う。 ほん…

テーマ『私の表現したいこと』(200〜300字程度)

誰からも愛されることは不可能であると知りながら、誰からも愛されようと努めることのなにがいけないのでしょうか。 「わかる人にだけわかればいい」なんて、無責任なことは言いたくありません。私が経験した疎外感が、また誰かの疎外感を生んではいけない、…

OYASUMI

白いツツジの花言葉は『初恋』らしい。先日、姉と二人でツツジの名所へカメラを持って出かけた。現像してもらった写真を受け取ると、白いツツジの花の写真だけがピントが合わずぼんやりしていて、「なるほど」と妙に納得したのである。 春は、目立つ星座がな…

地団駄を踏むその足で前へゆく我は我をも置き去りにして

高校生の頃、美術館で横尾忠則の絵を見た。衝撃的だった。自分もこういう絵を描きたいなと思った。それを美術の教師にも話した。 今、横尾忠則の絵を見ても、こういう絵を描きたいとは思わない。描けない。横尾忠則の絵は横尾忠則にしか描けないし、「こうい…

alllllllll

あ 京王井の頭線 東京メトロ銀座線 渋谷マークシティ 下北沢駅(小田急線) 岡本太郎 JR新宿駅 新宿西口大ガード下 後楽園ゆうえんち 写(うつ)ルンです ドン・キホーテ カクヤス サイゼリヤ 井の頭恩賜公園 日比谷野外音楽堂 みなとみらい 東急東横線横浜…

レモンのクッキーを焼いた。透明な小さな袋に小分けにして包み、青いリボンも結んだ。美しいものは好きだけれど、見ているだけでじゅうぶんだ。お礼に、と思って家で焼いて、ここまではバスに乗って持ってきた。気に入ってくれると思う。 わたしの好きな花は…

枯れてもなお花

頭おかしくないと、楽しいことできないんですか?正常で、きちんと列からはみ出さないことって、つまんないですか?なんでですか?芸術って、かっこつけてませんか?生きづらい人の逃げ道でしかないんですか?それって、それだけって、めっちゃつまんなくな…

もうすぐ さくらんぼの季節

ディズニーランドも、4°C(ヨンドシーと読むのは、ちょっとおもしろい)も、adidasのペアルックも、ちいさな喫茶店のケーキも、あまり知られていない音楽も、色あせた写真も。みんな同じ、愛です

書きかけ、朝

あの文字ばっかりの週刊誌の表紙みたいだな、君を見ていると、そういう気持ちになる。君が描いたのだという、深い赤を塗りたくった絵には、質量があるように見える、重たく、滴り落ちて床を汚しそうな絵だ。 傷つくことを怖がらないで、誰のせいにもせず、商…

本音

新宿を背にして歩いているときの無敵感、通り魔に刺されても血も出ないのではないかというくらい守られている感じがすると、アルバイトの休憩室で思っている。 今朝スーパーへ行って鮭の切り身108円や野菜等を買ってきた。アルコール度数が9%の缶チューハイ…

リストカットした血が滴る細い腕の写真を載せるアイドルが嫌いだ。生きづらいのはなんとなくわかる(こんなぬるい同意、求めてはいないのだろう)けど、それを世界のせいにするのは、的外れな八つ当たりでしかないように思う。はみ出していないと、アイデン…

両極の間で揺れるかわいいプリン

好きな人と会うための服がない。大好きで尊敬する人と、向かい合ってプリンを食べるのだ。粗末な服ではいけない。それにふさわしい、たとえば、Tシャツよりかは、綺麗な襟のついたきちんとしたシャツがよいだろう。靴も、スニーカーではなくて、光っている革…

空落ち

天気予報は雨だった。朝方に降った雨が鏡を張って、地面に空が落ちた。太陽は鏡の中で滲み、空の青と融和した。 無駄なものを愛しすぎている苦い煙や落ちゆく玉のような

be silent

今さら本人に言う必要もないし、みんなも気がついていることが、ずっとずっと続いていて、たぶん、この先もずっと、言わないままで、時間が過ぎていくのだろうと思う。 マッチを擦るとき、指まで一緒に燃えてしまいそうになり、怖い。わたしが殺してしまった…

おやすみ前の5分

7時間眠ると、アラームがなくてもすっと目がさめるようになった。眠くてたまらなくしんどいなんて思うこともなくなったし、なにより前向きな気持ちになれる。睡眠大事。 心に平穏が取り戻されたことで、失われるものもあるとか、そんな不安は必要ない。原動…

りんご食べたい

今朝の誕生月占いで「悩んだら行動しましょう」と女子アナが言った。 尊敬する歌手(歌人・女優)がさっきTwitterで言っていた。 『嫌いな言葉への抵抗は「自分は使わない」一択』 その通りだと思った。言葉に限らず、すべての抵抗したい事象には「自分はし…

横書きの文字は滲むから好きではない。

わたしの名前を書いた。わたしが生まれた日付を書いた。わたしの性別を書いた。この家の住所を書いた。どれも、わたしが決めたことではない。与えられたものだ。 わたしにしか決められないものの前で震える左手よ働け

おはよう短歌

最愛の人とたべるにふさわしい一寸の狂いもなくプリン

ばばば

『人生は楽しんだもん勝ち』という人がいるから、わたしはわたしの知らないところで敗者になっていたらしい。 争うことが面倒だから、できるだけ避けてきた。点滅する青信号も、わたしにとってはある種の戦いだから、立ち止まり、黙って赤に点灯するのを待つ…

KANIKAMA

カニカマを食べなくなる日のことを考えた。"原材料の価格高騰とかで生産が困難になる日"ということではなくて、"スーパーには相変わらずカニカマが並んでいるのに、我が家から忽然と消える日"のことだ。 祖母は、わたしの好物がカニカマだと思い込んでいるら…

使命

この道をもし逃げ道とするならば、きっと脚の骨は折れ、それを引きずったまま、やがて道の途中で、前を行く人らへの無礼を思いながら、赤い顔のまま死んでいくことになるだろう。かつてわたしの後ろにいた人は、わたしの死体を避けて先へ進む。行く道に転が…

遅れてきても又と無い春

北国に遅れて来た春を、都会の人は「もう飽きた」と言う。 さみしい。 君の見た春と、わたしの見ている春は、違う。 ここからもっと北へ進んだところに、春を待ちわびている、たくさんの人がいる。 優劣なんてつけられないくらい、すべての人の春は、尊い。 …

爪が伸びゆくそのスピードで

誰にも読まれない言葉の行列がここに存在している。 大衆性に逆らうことは、一見賢いようで実は幼稚。せめて、そこが、さんざん彷徨った挙句に流れ着いた先であってくれ。 流動のスピードや圧や質にはすべて意味がある。意味を持たないものなんて、まさしく…

スプーン、レモン、洋燈

地下一階の憂鬱、沈黙の色は単調ではなくて濃淡があることを知った、渋谷に誰もいないような気がした数日間、改札の前で項垂れた夜とか、不味いカレーライス、誰かの吐いた唾がやけにきらきらして、枯れた紫陽花が暗喩していたわたしの未来、心地悪いバスの…

エフ

日常は、理想とする正方形とは対極にあり、もっと歪な形をしていて、その輪郭は直線でもなければ、際限すらない。彩度や明度を指先で調節することも不可能で、その瞳が受け入れた光の量のみによって、色彩を持つ。見たままの世界の全てが美しいとは限らない…

燃焼しきれなかった感情の灰で花が育ったりしないかと考えている

永遠などという言葉は死んでから言え。身の丈に合ったダサいネックレスや指輪を与えあって満足することが永遠の意味だっただろうか。 …他人の幼稚な恋愛にはまるで興味がないが、そのようなわたしの恋愛には誰も興味を示さないことは言うに及ばない。が、構…

安泰

シルバーの自転車、時間が足りないのかそれともわたしが欲張りなのか、夕方は可愛いコンビニの店員が22時になると実家暮らしの男に変わって、実家で使っている茶碗を割ってみたいと思うがそれすらできず、ゴミ捨て場の前でするには勿体無い話、スーツと猫背…

絶版について

書店でアルバイトを始めてから、好きな本が現在は絶版になっていることを知った。 品切れではなく、絶版。二度と流通しなくなるということだ。 『青春』というタイトルの小説だった。『青春』 と『絶版』の二つが並んでいるパソコンの画面は、言葉の意味とい…

20170409

目標ばかりが増えている。 実行が伴っておらず、本来は追いかけるべきものに追われているような気分だ。自分なりに努力はしてみているつもりだけれど、どうなんだろう。よく「他人と比べるな」と言うけれど、できれば他人にも負けたくない。

新生活に擬態する延長戦

気象庁の開花宣言よりも、他の木よりも、何よりも咲くのが早い桜の木を知っている。近頃ニュースで上野公園や目黒川の桜をよく目にする。東京へ行った友人たちは、桜の写真をSNSにアップしている。どんなに咲くのが早いと言っても、ここの桜は4月上旬には咲…

週刊プレイボーイと自転車

高校生の頃にアルバイトをしていたコンビニの前を通った。外から覗いてみたら、知っている店員さんはいなかった。お客さんの顔は覚えていた。どんな銘柄のタバコを買っていたっけとか、考えた。 ラーメン屋の、テレビがよく見える席に座った。中年の男女が楽…

禁煙席で

いつまでも今日のドリンクバーの薄い紅茶の味を忘れないこと。

E y c i is r.

健康な精神が作り出した芸術に、挑戦したい気持ちがある。 負のエネルギーを必要としないもの。 心の拠り所が、ただの同情や慰めにならないように、日当たりの良い明るい部屋を用意しておきたい。 行うべきは、一時的な解放ではなく完全なる救済である。錯覚…

踏まれても根強く思へ道芝のやがて花咲く春は来ぬべし

焦燥感を抱えたまま駆け抜けたような歳月は、もう振り向かなければ見えない位置にあった。形のはっきりしない、ぐにゃりとした19歳という生き物だったわたしは、よく戦ったと思う。 久しぶりに、小学校の卒業アルバムを開いた。卒業文集には、将来の夢と題し…

白いカーネーション

生と死。 乾いた花が部屋の中でどこからやってきたのかはっきりしない風に揺られている。 まるで写真に加工を施すように、いとも簡単に花の命を左右することができる人間は、どれほど偉いというのだろう。 花は濡れているのがもっとも美しいと、わたしは彩度…

4.1

4月はコーンフレークとかグラノーラとかシリアルとかの売れ行きが一年の中で爆発的に伸びるらしい。その後は低迷をたどる一方だけれど、また来る4月のために、その存在は消えることは無いのだという。 まるで、初めの数ページだけが綺麗に使用されるノートの…

静寂と喧騒と格闘

絶え間なく嫉妬の水を与え皮肉なほど健やかに育った赤い実を齧る。甘い。この実が赤色に光っているように見えているのはどうやらわたしだけのようで、その他には真っ黒に見えているらしかった。周囲は腐らせた黒い実を喜んで頬張るわたしを気味悪がったが、…

誠意と信仰と自由の芽について

「わかる人にだけわかればいい」といった類の思念とは、疎外感を味わったことがある者だけが達する境地ではないだろうか。 自分には理解することができなかった世界からの追放もしくは離脱、その反動をエネルギーとして、自分に対する理解のみを求めることは…

17%

ああ、気がついたらもうすぐ春だ。最近は眠りすぎなような気がして怠い。目が覚めないのだ。 髪の毛を黒く染めた。もともとは黒かったから昔に戻っただけなのに、違和感があって気持ちが悪い。茶色い髪にするくらいなら黒いほうがましだと思っていたし、そう…

アート鑑賞入門

今日は青森県立美術館へ「アート鑑賞入門ー楽しみながら自分を育てるー」という講演を聴きに行った。講師は藤田令伊氏。 鑑賞の基本は二つあって、「よく『見る』」ことと、「わたしが『見る』」ということだった。 同じ言葉が続いてややこしいが、「見る」…

成長していないいないばあ

幼稚園のころ、大人を震撼させた経験がある。お店やさんごっこの準備の時間、わたしのいたグループが画用紙を独り占めして、みんなの前に立たされたのだ。先生が「なにか言うことは?」と聞いたが、誰も口を開かなかった。みんなの前に立たされているのだ、…

慢性的な憂いも作り笑いも要らないある一点から

他人の幸福と不幸を観察していたら、偶然なんてものは存在しないのだと思わされた。かと言ってわたしたちを取り巻くものの全てを必然と呼ぶにはあまりにも力無い。二つで世に蔓延る事象を量ろうとすること自体がそもそもの間違いであることに、その瞬間すで…

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淘汰された宇宙、塵ですら摩擦で光を帯び地上から見上げれば尊い一瞬の星となるにも関わらず、我々の日々が進行していくスピードはあまりにも遅く、燻るだけの己の生活にそろそろ嫌気がさしてきて、未だ正気を失っていない自分自身への安堵と、狂うにも狂え…

白昼夢の続きは鉄の味がした

精神が己の肉体から剥離していくとき、我々は真に孤独だ。感覚・知覚・記憶・意図・思考は縒り合わさって一本の糸の形をしているが、その糸の解れこそが人間が自我を保つことのできる地平の限界である。壊れたはずの赤いラジカセから昭和の歌謡曲が聞こえて…

吐け

平日の昼間からひとりでふらふらと公園へ行き、遊具に頭を強打して帰ってきた。収穫は頭痛のみである。ブランコにも乗ってみた。子どものころよりもうんと高いところまで漕ぐことができたが、ただ単に体が重たくなっただけのようであった。公園には、わたし…

他人が汚したスニーカーを古着屋で買うのはチート

今日も生きた。THE NOVEMBERSの歌にも、似たようなのがあったな。 自分の中にある理想と現実の差には常々うんざりする。わたしはあの子にはなれない。CMに出てるあの女優みたいにもなれない。こんなわたしに「芯があるよね」なんて言った友人の言葉を思い出…

課金ゲーを生きる人の不毛な持論

スマホゲームなどにより、『課金』が一般的になった時代で、常にそのシステムについて賛否両論が繰り広げられているけれど、不毛な論争だなと思いつつそれを眺めている。 わたしは以前、給付型奨学金に反対した金持ちの議員に腹を立てて、『教育は課金ゲーで…