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20161013

肌寒いくらいの方が自分には合っている。雪のない冬を迎えるのは今年が初めてのことになると思っていたが、どうなるだろう。「人肌恋しい季節」と誰かが言うので、わたしもなんとなくそう思う。多くの人は、自分が生まれた季節をいちばん好む傾向にある気が…

わたしを田舎者だと笑えばいい

高円寺にやって来た。駅を出てすぐの「純情商店街」の文字に惹かれ、目的地とは正反対の道を選んだ。 個人経営の古い不動産屋の前に、亀がたくさんいたので、しゃがみこんで眺めていた。すると、上下を黒色に身を包んだ上品な老婦人が歩いてきた。「あら、亀…

死体になっても涙を流してやる

前回の投稿から、ずいぶんと間が空いてしまった。 何も考えずにただ泣き笑い、そうして日々を消化できる歳頃を過ぎた。いつからか、手帳に予定を書き入れることがわたしにとっての延命措置となっていた。ページをめくって、まだまだ先だとため息をつきながら…

死ぬ気で頑張るくらいなら死にたい

「頑張れ」という声援に対して「もう頑張ってるから」と怒るのは、なにか違う気がする。相手はこれ以上の努力を要求しているわけではないのに、受け取ったほうは勘違いしてしまいがちだ。それほど精一杯なのもよくわかるけれど、「頑張れ」と言われたら、素…

人生のハードルの高さが年々下がっている

小学生の頃は、足が速いと人気者になれた。それなのに、高校生になると、制服を着崩したりして、それなりにオシャレであることが要求された。学校行事では、みんなでお揃いの髪型(宇宙人みたいなやつ)をしたり、いつも一緒にいるグループに名前をつけたり…

日記にまつわる日記

ノートを最後まで使い切ることができないまま、新しいものを買ってしまう。実家にある学習机の引き出しの中は、使いかけのノートでいっぱいだった。一冊ずつ開いてみるが、どれもはじめの二、三ページには日記のようなものが書かれていて、あとはずっと余白…