041の散歩

みんな、他人の日記に興味が無い。正常でよろしい。他人に干渉するべきでないし、こうして胸の内を公に明かすほうも馬鹿。倫理と馬鹿が天秤で釣り合うのは面白いね。わたしはここに、全てを記してはいないけれど、このブログの過去を漁って読めばだいたいわ…

聖書的メモよ

罪悪感より背徳感。人間はどこまでも浅ましく、悪に対しても快感を求める。人間の匂い。ああ、愛おしい。煙草の匂いすら自分のものと獲得してしまった君は無敵。いつも清潔な心でありなさい。他人を騙してはいけない。自分を騙して生きなさい。

『普通』はひとつしか存在してはいけないと誰が言った

青い風が吹いた。それは、たとえば母や恋人の手よりも優しく、わたしの髪をかきあげた。 歳をとることがたまらなく恐ろしくなり、それが歳をとるということなのだと実感する。しかしわたしはまだ若い。死ぬことより、老いることのほうが怖い。老体を引きずっ…

0829 m

人知ですら到達できぬ地点に立っている。硝子の羽で飛ぶ蝶を握り潰した、手のひらに血が滲んだ、痛みは必然。ああ、いつの日も宿命は紫の色をしている。石にも命があるという。たった今より、止まってはいけない。電柱。生きること、それは悲しい。こと。蜘…

メモ

紡ぎ 答え 無い 坂道 紫陽花 七月 終わり 線路 風 学生 回り道 匂い 生活 怒り 嘲笑 待ち合わせ 切符 ベンチ 再会 鳩 椅子 週刊誌 パン 孤独 空 文字 屋根 ベランダ 枕 扉 冷蔵庫 商店街 コンビニ ファストフード 大晦日 抱擁 指 カメラ 明後日 来る 来ない …

トリップ

冊子を作りたい。 コンセプト(建前)は『アイデンティティの確立と東京』で、『東京に媚び売りたい』が本音です。田舎で生まれたわたしたちだけで作りたい。 わたしにもっと力があったら、一緒に仕事をしたい人が、何人かいる。文章と写真とモデルはわたし…

戯曲への入口

使命 運命 革命 飛ぶ羊を殺そう。そうすれば夜は長い。 海を引き裂こう。我々はまだまだ若い。

日の目を見てよ

君とわたしの間を隔てる『何か』が存在しているということはあきらかなわけだけれども、その『何か』の正体については論文も発表されていないしどんなに優秀な学者でも未だ真相をつかめず。これはすごいよ。我々が保有している『何か』とは、スイッチひとつ…

シェアハウス

鉢でチューリップを育てたい。あと、茄子も育てたい。脚の長い机を手作りしたい。そして、その机で食事をしたい。丁寧な暮らしとは何を指すのか知らないけれど、きっと雑な暮らしよりいいだろう。たまに、透明のグラスで乾杯したい。お酒を飲むのは、たまに…

ハッピードラッグ

斜視の友人とすれ違った。彼女の目が丸く大きくなった。目が合ったような気がしたので、わたしは手を挙げて声をかけた。 彼女はわたしの横を通り過ぎた。振り向くと、わたしより仲の良い彼女の友人もそこにいて、黄色い声を上げて偶然の出会いを喜んでいた…

a i w s

女として生きることについて考えている。 いつだったか、五美大の合同卒展に行ったとき、トランスジェンダーの人の作品を観た。たしか、身体的には女性として生まれてきたが、心とそれが一致していない人。最近は、『ジェンダーレス男子』とかいう意味不明…

大丈夫

顔を両手で覆って「怖い」と言った友人を思い出した。わたしも怖い。今、そう思っている。 怖い。大人に近づくにつれて、怖いものが増えた。ありとあらゆるものに対して恐怖心が芽生えるようになった。明るいものでさえ、怖くなった。むしろ、夜は怖くなくな…

やさしいあなたへ

「放つ」という日本語がもつ神々しさ。はなつ。意味通りの開放感と、発音したときの心地よさ、「つ」の余韻。見届ける余裕みたいなものを感じて、明るい言葉だなと思う。 わたしは誰かを傷つけることに抵抗がない。いちいち人の痛みなど推し量ってやるやつの…

石を吐く

部屋が汚い。カップラーメンの残骸とか飲みかけのペットボトルが落ちているような不衛生な『汚い』でなく、ものが多くて散らかっている状態の『汚い』。 久しぶりに開いたノートに書いてある言葉から、使えそうなものだけを残して、あとは捨てた。 「肩書き…

いつか死ぬ。

人はいつか死ぬ。きっと、なんてぬるいことを言う隙もなく、必ず死ぬ。 きのう、本当に意識の外で、車道に向かってふらふらと歩いていた。何もつらいことは思い当たらず、それが原因だったかもしれない。踏切を渡るすこし手前だった。やってきたのは、救急車…

窓辺にて煙吐きつつ口ずさむ君は誰から教わった詩を

偶然および尖りつつある目尻

コンビニエンスストアは24時間ひかり続け、行き場を失ったわたしを無機質なガラスの動きで受け入れてくださる。情を持ち込まないスマートで清潔な関係。今日ずっと、吐きそうだった。帰り道で唾を吐くような雨が降った。わたしはいつになったら女をやめられ…

8月のすべて

恐怖について話そう。うまれた田舎でただ老いていくこと。国道を突っ切って自転車で走る夜。精一杯なのにやりきれないネオン。『現在警報・注意報は出ていません』の文字。安定した生活の果て。白い壁の隅に集まる陰。真実。嘘。 「あなたを駄目にするものを…

若者です

夏なのか秋なのかわからないような気候にもすっかり慣れ、それなりの暮らしとそれなりの人脈の中で、血を吐くことも皮膚を削ぐこともなく、記憶にない指の切り傷がたまに痛む程度の、今日です。 冷蔵庫を開けると、横になった緑色の瓶が左右に揺れて、飲み口…

はてな題詠「短歌の目」8月

はてな題詠「短歌の目」初めて参加してみる。やり方あってるかわかんないけど。よろしくお願いします。 短歌の目8月のお題です - はてな題詠「短歌の目」 八月の題詠 五首 【流】 流れるは街でも人でも時間でもなくただ血のみそれが祭りよ 【囃】 沿道の皆で…

またね

映画館は地下にあった。日替わりで一本上映する今日の映画は満島ひかり主演のものだった。水色のポスターに『本日上映』と赤いシールが貼ってある。わたしは階段を降りることができなかった。約2時間。その間に起こるはずのなにか別なことに期待をしていた…

夏終わった。LEDの街灯とか風情の欠片もねえな。そんなものでわたしを照らすなよ。缶の底にうっすら残ってた酒を飲み干したら、思ったよりアルコールの味がした。今日の月は月齢15.1の完全な満月だと知り、全てが嫌になる。疑っていたからであります。酔った…

短歌 

みずいろの飴玉を噛み砕く だいだいの飴玉はゆっくり溶ける (2016/1102) 『離』 苦悩しか生産性の無い夜に。 (2016/12/14) もう会えぬ勝手に決めた運命でここにはいない人へ書く癖 (2017/0125) 泡沫の俺とわたしは何度目の今世紀最大の事件か (2017/01/28)…

向かい合って飯食ってるやつも他人。知らねえおっさんが歩きながらタバコを吸うから、わたしは、わたしは、わたしは。 帰り道で「生きるの下手すぎ」って言われてしまった。器用に生きる人間が、不器用に生きる人間を傷つけるんですか。違うだろ。優しい人間…

なんかの祭

いま、わたしの足の裏を、電車が走っているかもしれない!なんて希望が微塵も湧かないような土地です。コンビニの前で、バイトの休憩中らしい中学の同級生が煙草を吸っていました。20時で閉まるスーパーの店員は、『蛍の光』が流れると接客がますます適当に…

夢の中では貴婦人を演じていた

『ハッピードラッグ』っていうのは、近所のドラッグストアの名前で、ヤバいクスリのことじゃない。 散歩してる間、しばらく空を見てましたけど、ミサイル落ちてこないし。爪噛みたいな〜って思ったのを、我慢した。 わたしの椅子の背もたれに、消えいろピッ…

二十歳

年確にびびらないでレジに酒持って行けるようになっただけ べつに顔が女優みたいになるわけでもないし 好きな音楽は変わった もう着ない、パンクバンドのパーカー まじめに働いている 謙虚だと言われ 控えめに笑って否定する 相変わらず外に出ると雨が降りま…

幽霊なんていない

砂でうがい 路上で横たわる人のそばを通り抜ける香水の匂い 映画館の赤い席 本棚がぎゅうぎゅうで少し破れてしまった表紙 穴が開いた自転車のタイヤのチューブ 1弦が切れたギター 過不足ない君のまつげ 明け方の目に優しい白 インターネットが終わる日 歪な…

(ただの愚痴)

バイトに行く途中に先輩に会ったのでイヤホン外して「おはようございます」って言ったら無視された。わたしだってあなたのこと好きじゃないですよ。でも、挨拶はするでしょ。なにを勘違いしてるのか知らないけど、わたしより大人なんだから、それくらいはわ…

紙みたいな

岩井俊二監督の映画『リリイ・シュシュのすべて』にも使われているクロード・ドビュッシー作曲の『アラベスク 第1番』(聞けばわかる)を聴いている。(クロード、というのはモネと同じなのでフランス人に多いのだな、覚えておこうと思った) ついさっき、浅…