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地団駄を踏むその足で前へゆく我は我をも置き去りにして

 高校生の頃、美術館で横尾忠則の絵を見た。衝撃的だった。自分もこういう絵を描きたいなと思った。それを美術の教師にも話した。

 今、横尾忠則の絵を見ても、こういう絵を描きたいとは思わない。描けない。横尾忠則の絵は横尾忠則にしか描けないし、「こういう絵」なんてふうに、乱暴に括ることができないこともわかった。

 では、なにも感じなくなったのかと言えばそんなことはなく、「こんな人間になりたい」と思うようになった。絵のような生き方をすることは可能だと思い始めた。色がある人間。服装ではなくて、内面に色がある人間になりたい。生きることにもっと執着したい。あー、生きたいよー、死から見た生ってほんと文字通り生々しい。そういえば死にたいと思わなくなったな、そしたらおもしろいことが思いつかなくなった、気持ち悪いと言われた絵も描かなくなった、毎日ちゃきちゃき働いて、ただしく疲れを連れて帰る。日付が変わる前に眠る。やりたいことってなんだったかよくわからない、20歳になるってこういうことなのかな、わたしは前より大人になった気でいる。めんどくさいなんて思いたくないし、思わないくらいに大人になった(つもり)。でもさ、どぎつい極彩色みたいに生きたいって思ってるんだよ。ZOZOTOWNで派手な色の開襟シャツを買ったのは、インク漏れのようでやや恥ずかしい。

alllllllll

 あ

 京王井の頭線

 東京メトロ銀座線

 渋谷マークシティ

 下北沢駅小田急線)

 岡本太郎

 JR新宿駅

 新宿西口大ガード下

 後楽園ゆうえんち 

 写(うつ)ルンです

 ドン・キホーテ

 カクヤス

 サイゼリヤ 

 井の頭恩賜公園

 日比谷野外音楽堂  

 みなとみらい

 東急東横線横浜駅

 フラボア中目黒店

 レモンティー

 いつも熱心にわたしの言葉を見つけてくれる人

 りがと

 う。

 

 

 レモンのクッキーを焼いた。透明な小さな袋に小分けにして包み、青いリボンも結んだ。美しいものは好きだけれど、見ているだけでじゅうぶんだ。お礼に、と思って家で焼いて、ここまではバスに乗って持ってきた。気に入ってくれると思う。

 わたしの好きな花は、薔薇。気高い女性を見ているようだからだ。それに、きちんといい匂いもする。隙がない。棘があるけれど、触らなければいい。美しいものは、見ているだけでじゅうぶんだ。かすみ草なんかは最悪、かわいいから近づいてみたら、変なにおいがする。それでは、いけない。

 丁寧なだけのあの子の人生に負けるな。あの子だって、ウンコするんだぜ。ああ、でも、やっぱり薔薇のにおいとか、すんのかな。 いや、絶対に負けるな。ウンコのにおいを競うんじゃないぜ。

 

枯れてもなお花

 頭おかしくないと、楽しいことできないんですか?正常で、きちんと列からはみ出さないことって、つまんないですか?なんでですか?芸術って、かっこつけてませんか?生きづらい人の逃げ道でしかないんですか?それって、それだけって、めっちゃつまんなくないですか?もしそれが本当なら、悲しいよ、結局みんな仲間はずれをつくるんじゃないか、なんでできないんだろうね、ただ楽しいことしたいだけなのに、性格の悪い人は嫌いだけど。

もうすぐ さくらんぼの季節

 ディズニーランドも、4°C(ヨンドシーと読むのは、ちょっとおもしろい)も、adidasのペアルックも、ちいさな喫茶店のケーキも、あまり知られていない音楽も、色あせた写真も。みんな同じ、愛です

書きかけ、朝

 あの文字ばっかりの週刊誌の表紙みたいだな、君を見ていると、そういう気持ちになる。君が描いたのだという、深い赤を塗りたくった絵には、質量があるように見える、重たく、滴り落ちて床を汚しそうな絵だ。

 

 傷つくことを怖がらないで、誰のせいにもせず、商店街を抜け、路地裏に入ったら、本当のことを言おう。毎日、そんなことばかりを思っています。

 

本音

 新宿を背にして歩いているときの無敵感、通り魔に刺されても血も出ないのではないかというくらい守られている感じがすると、アルバイトの休憩室で思っている。

 今朝スーパーへ行って鮭の切り身108円や野菜等を買ってきた。アルコール度数が9%の缶チューハイを『バカ酒』と呼んでいる。白ぶどう味のバカ酒の前でしばらく考えたけれど、結局手に取ることもなく帰宅。

 あーあ。人生って、楽しい